大山の家

「井戸工事」

弘前W邸、記事も滞っていたが現場は着々と進んでいる。先回は地縄張りまで紹介したが、その後の現場は井戸を掘削していた。地下水を汲み上げ、駐車場の雪を溶かす融雪用の地下水だ。地下水で温度が一定しているので、冬でも16~18℃程は見込めるので、玄関アプローチ部分にもパイピングして、その地下水温で雪を溶かす計画でもある。

井戸掘削中

井戸掘削中

現場はヤグラが組まれ、1カ月半程かかり井戸を掘った。透明度の高い無臭で綺麗な水であった。来年の現場の進行と共に、最終的にポンプを設置して、駐車場の舗装と合わせパイピングする。私が居る八戸は一年で最も深く積もっても30センチ程。その雪も程なく溶けるので、雪よりも氷との共存なのだが、豪雪地帯はやはり雪対策は深刻なものだ。無落雪屋根以外の屋根では、自然に屋根の流れの方向も決まるので、プロポーションがとりにくい事もある。

ヤグラ

ヤグラ

井戸工事も予定通りに完了して、現場では基礎に入っていた。こちらの加工場では、木材の加工に段取りに入っている。追って報告したい。

(設計:黒坂)