大山の家

「地縄」

弘前W邸、解体整地後の敷地測量をしながら、地縄(じなわ)を張った。建物の外郭を建てる場所に現す。奥の隣地のコンクリート塀との距離感が気になり、三度張り直した。これで確認して頂き、了解を得る。

地縄

地縄

ついでに外構図面を見ながら、現場で位置を確認していく。奥に細長い、縦長の敷地なので工事も幾分制約があるが、資材を置く場所などは十分にあるので、これは助かる。この後、地盤調査。建築確認待ちとなるが、その間に、地下水での融水設備のための井戸掘削工事が入る。これが完了後、いよいよ基礎工事に着手だ。

現場での作業は無いが、そこまでの数週間は下準備のための仕事が続いている。建築の評価は現場でされるが、見えない部分の仕事も多く、これが実に重要でもある。

(設計:黒坂)