大山の家

「㈱大山建工の大工衆の仕事」

今、東京方面でも仕事をしている。その一つをご紹介したい。写真を見てお分かりになるだろう、豪壮な日本家屋だ。築350年になるという。

全景

全景

江戸の中期になるのだろうか、重ねた年月もそうであるが、その重厚な造りに、只々圧倒される。大きな材寸に、精緻な加工、随所に当時の職人の仕事が見える。写真だけでも、ワクワクとしてくる、これが本物の仕事であると思う。

表玄関

表玄関

350年の往時そのままという訳でなく、やはり手を入れながら代々受け継がれてきた。この痛んだ部分を補修しながら、あるいは建具による可変性を持ち合わせた、空間。本来の木造そのものだ。

明治37年の文字が。。。

明治37年の文字が。。。

壁の下地から、古い新聞が出てきた。明治37年と見える。100年以上の前の新聞紙が、劣化する事無くこうして出てくる。今のビニールに囲まれた家では、到底ありえないだろう。日本の四季を、自然素材と知恵で住まってきた証拠だ。

大工衆

大工衆

仕事の詳細は、後日に譲るが、この建築に当社の大工が挑んでいる。

(黒坂)