これまでこのブログでは、どちらかと言えば木をふんだんに使った家を紹介してきた。勿論、当社の得意とする処であるし、その内容の割には値頃に提供できていると思うが、それでも単価にしてみれば相当のものと感じるだろう。一年を通してもこういった家は数棟に落ち着き、やはり大部分は坪単価40万円台だ。
玄関吹抜け
今回紹介の家は蓄熱暖房機による「オール電化住宅」で坪単価40万円台の家だ。決してコストダウンのために手など抜いていない。木の家をこなす、当社の大工が作っている。しっかりと作っている割に、その大部分が仕上げ材に隠れてしまうのが惜しい。
ＤＫ
基本設計の時に一度プランを作らせていただいて、その後別の担当に任せていた物件で、最終的にどういった形に落ち着いたのかと、楽しみに伺った。家事動線を大事にした意図は残され、施主様好みの家になったようで安心した。吹抜けも含め、随分と天井が高く感じる。普段自分の設計では、天井高2.1ｍ（7尺）～2.25ｍ（7.5尺）に吹抜けを絡めるので、2.5ｍの天井はとても高く感じる。立っていてそう感じるのだから、椅子座、床座の普段の生活でも窮屈には感じないだろう。
階段を見上げる
施主の御好意により、完成住宅見学会を催します。ＨＰのイベント情報をご確認いただくとし、詳しい内容は是非、会場でご確認下さいませ。
（設計：黒坂）