大山の家

「暑中お見舞い申し上げます」

この八戸の地も梅雨がまだ明けていないが、ここの処夏の陽気が続いている。皆様、如何お過ごしでしょうか。暑中お見舞い申し上げます。

稲

これは、私が居る八戸本部の周囲の景色である。国道45号線沿いながらも、豊かな田園風景が広がる所に在る。田植え後に低温が続き稲の生育も心配されたが、ここの処の陽気でグングン成長しているのが分かる。稲というのは開花の時が一番重要だそうで、一日のホンの数時間に咲く花が、受粉出来るかどうかが最も重要だそうである。毎日事務所から、この田圃を眺めて仕事しているが、一斉に開花する様は緑の中に白い花が一面に広がり、自然の荘厳さを感じる瞬間でもある。

周囲の風景

周囲の風景

「生命をいただく」何気に毎日食べている米も、農家の御苦労の上にあり、稲の瞬間の賜物である。木の建築もそう。命をいただき、木材としての新たな命を吹き込む。世代に繋がって欲しい、次代に残るものとしての手になるもの、粗末であってはならない。

(設計:黒坂)