八戸市田向(たむかい)の「技が支える木の住まい」外構工事が完了したので報告したい。
これまでをご覧の方は、変化に気付かれるだろうか。サツキやドウダンツツジの増し植え。各室からの眺めを見ながら、池縁やせせらぎの見え方の調整。季節的にサツキが開花してしまったが、来年以降の一斉開花が楽しみになる。
せせらぎは、静かな流れに水を意識させたいがため、敷き石を調整した。芝生も池縁の石に合わせ、擦りつける。人の手で作るが、自然に見えるように。まさに「目にたたぬ様よし」これを目指すが中々難しいものだ。
言うに言われぬ「しほらしき」佇まい。とは、千利休の聚楽屋敷。建築は構造と仕上げだけでない事が良く分かる。見るだけではない、感じて欲しいと切に願う。
(設計:黒坂)