大山の家

西白山台展示場のご紹介 2

前回ご紹介をしてから、しばらく時間が経ってしまい申し訳ございません。

八戸の朝夕は相変わらず気温は低いですが、徐々に春の足音が近づいているのを感じる今日この頃です。

 

西白山台展示場は、お陰様で多くの方に足をお運びご覧頂いております。

5月6日(月・祝)までお借りしておりますので、是非まだご覧になっていない方はお越しください。

 

この展示場の見どころの一つとして階段があります。

踏面はリビングの床材と同じ赤松を使用しております。特に見て頂きたいのは手摺の納まりです。手摺をよく見ますと、材料の角を削り面を取っています。通常これを行う工務店は多くありません。手間がかかりますので一般の大工は行いませんが、当社の大工はお茶室や数寄屋建築を手掛けているため、些細な所にも気を配る仕事をしています。

また、柱の面を取ったところに合わせ梁を納めています。この階段を見るだけで棟梁の仕事の質が分かるのではないでしょうか。

 

2階は子供部屋として使用する予定です。2階も床には赤松の無垢材、壁はケンコートの塗り壁。全てが天然素材。現代社会におけるアレルギーの一つに、クロスや集成材に使用されている接着剤などの化学物質が原因となっているとも言われております。この空間であれば子どもも健やかに育つこと間違いなしです。

 

2階の踊り場には机が設置されております。子どもたちが1階の様子を見ながら楽しそうに勉強している姿が浮かびます。

 

この御邸宅はペレットストーブとエアコンで室温を調整しています。ベレットストーブからは温かい空気が流れるのですが、床下を通り脱衣室・玄関へも同時に温かい空気が流れる様になっています。最新のペレットストーブになっていますので、ご興味のある方は御参考にして頂ければと思います。

 

お施主様の木に対する想い、建築に対する想いが見事に形となった御邸宅だと思います。その想いに寄り添い、今回お仕事をさせて頂いたことは、当社にとって素晴らしい経験となりました。

当社の得意とするところが余すことなく見ることが出来ますので、是非ご覧にお越しください。

木の素晴らしさ、温もりを感じて頂ければ幸いです。

 

㈱大山建工

大山慎司