大山の家

第6回あおもり産木造住宅コンテスト 特別賞

毎年応募させて頂いております、あおもり産木造住宅コンテスト。

昨年開催の第6回に応募した青森県弘前市に建つ「四季に寄り添う住まい」が特別賞を拝受いたしました。

設計は暮らし十職一級建築士事務所 前田伸治氏。

青森県産材認証推進協議会が認証する認証県産材を概ね0.1m3/m2以上使用しているもの(0.1m3/m2は木材使用量のおおむね50%に相当する量)を使用する住宅が条件のコンテストでありますが、応募作品は総使用木材が37.2m3で、その全て、100%が青森県産材の家でありました。

一般的に、床材や開口部の枠材、幅木や廻縁などは既製品等を使うのが一般的な中、その全てを県産材で作った家での受賞となった事は、これまで青森県産材を長く使ってきた事への評価でもあると感じ、本受賞は深く心に響くものとなりました。

応募パネル

応募パネル

2月19日に行われた表彰式には、弊社、大山専務が参列し、賞状を拝受して参りました。過去3度、最優秀賞を拝受しておりますが、今回初めての特別賞受賞。これは本当に嬉しいものであり、青森県産材の良さが理解された事でもあると共に、木の建築・住まうという事を考えた設計、そして具現するための大工の技術、これらが評価された事でもあると感じております。

特別賞拝受

特別賞拝受

特別賞とは、住まいるあっぷフェアで全作品が公開され、その一般投票で「住んでみたい」との声が一番多かったとの事。写真パネルからだけでも、木の建築の良さが伝わった事の証でもあり、木を扱う者として改めて勉強させて頂いた機会ともなりました。

表彰式での記念撮影

表彰式での記念撮影

現場にあたった大工だけでなく、基礎・左官・建具・家具・内装・電気・給排水・冷暖房・外構。工事を担った全ての者で、この受賞を喜んでおります。

最後に、コンテスト主催の青森県林政課、関わる委員の方々、そして建築の機会を与えて下さりましたK様御家族に、心より感謝申し上げます。

【写真提供:木の家ネットワーク 三上 昇 氏】