大山の家

「料亭嵯峨野 その1」

本日から我が社の棟梁達が九州は福岡市博多区で造り上げた「料亭嵯峨野」の紹介をしていきたいと思います。

嵯峨野

嵯峨野

皆さんも何故?とお思いでしょう。なにゆえ本州は最北の青森県から九州まで、わざわざ仕事をしに行ってきたのか?私も何故と思いました。しかし、それには偶然と必然の「縁」そして当社社長の情熱と熱意が有り、この仕事を受ける事が出来ました。

それでは本題に入りたいと思います。まずは、嵯峨野さんで使用する木材の切り出し作業です。今回の工事では長尺物(4m以上の材料)を使用するので、山買いの形式を取りました。通常木材を仕入れる場合は材木問屋さんから買い付けますが、材木問屋さんではあまり長尺物は扱っていないし、扱っていても値段が非常に高い物になります。そこで、値段を抑える為に山買いと言う形式を取りますが、これも結構な博打勝負になります。立木の状態で買いますので、製材するまで中身が分かりません。節の無い良い木に当れば良いのですが、節だらけの木に当る事も多くそのような場合にはすべて買い直しになります。

「血の気が引いてしまいます。」

杉130年生

杉130年生

さて、これから伐採の様子を紹介していきたいと思います。この木は樹齢130年を超える杉の大木です。写真では分かりずらいでしょうが非常に急斜面での危険な作業で、倒す方向を間違えて、倒れて来た木の下敷きになって大怪我をしたりする場合もあります。

次の写真は南部赤松です。これも樹齢130年を優に超える大木です。(映っているのは当社の社長です)

赤松立木

赤松立木

社長自ら山に行って木を見て買い付けます。(熱の入れ様がいつもと違います)

(建築:大山 聡)