大山の家

職人の仕事

八戸市田向の木の家の仕事を。

暫し大工とその仕事を紹介してきたが、大工だけでは家は完成しない。そこには様々の職種における職人が仕事をする。現在内部仕上げの最中のこの現場では、左官、塗装、大工、電気、設備、石工の各職人が忙しく立ち働いている。

和室塗り壁

和室塗り壁

こういう木の家や、数奇屋建築の仕事をまじかに見ていると、職人の技と感、その仕事ぶりには本当に感激を憶える。この現場の近辺ではハウスメーカーのプレファブ住宅が忙しく建ち初めているが、トレーラーで運ばれてきた壁や屋根をクレーンで吊ってパタパタと組み立てる。基礎工事から数えても1月かからない。

木部の塗装

木部の塗装

「造り手の顔が見える家」時間が掛かり、コストが幾分高くても人の手になる建築は面白い。同じ図面で同じように造っても、全く同じにならないのだから。

(設計:黒坂)